畜魂祭開催

平成30年12月12日に畜魂祭を開催しました。

天気予報では前日の夜から当日の午前中まで雪とのことで心配していましたが、雨となり、当日の午前中は一時は激しく降りましたが、畜魂祭の準備を始めたお昼前位から急に天候が変わり、開始時間には風がやや強く吹いているものの、この上ない快晴となりました。

今年は、私たちのために尊い命を犠牲にした家畜への感謝に加え、今夏の酷暑による著しい影響から家畜本来の能力を引き出した飼養が出来なかったことへの謝意も込めました。

天候の奇跡的な回復は、慰霊される家畜達が喜んでくれたものと思い、今 後の牧場運営にあたります。

羊の毛刈りを行いました

今年も、羊の毛刈りを行いました。
例年通り一頭ごとに保定係・毛刈り係・削蹄係を決め、分担して毛刈りを行いました。家畜の取り扱いでは保定が大切であるとよく言われております。実際に、家畜の扱いに慣れている職員が保定するとおとなしく毛を刈らせてくれていましたが、経験の浅い職員だと多少暴れてしまい、上手く毛を刈ることが出来ません。今回の毛刈りを通して保定の重要性を改めて感じました。また、保定する時間が長くなることによって羊に不要なストレスを与えないよう、毛刈りのスピードと正確さも重要になります。
現代の羊は品種改良が進んだ結果、自然に毛が生え変わることがありません。(弊社の羊は肉用種の血が混ざっておりますので純粋な毛用種ほどモコモコにはならないかもしれませんが・・・。)春から初夏にかけての期間に毛を刈ってあげないと、夏の暑さで体力を奪われて命に関わる疾病に罹ることもありますので、毎年この時期に行っておりますこの行事は羊たちにとって非常に重要なのです。
毛刈りを終えた緬羊は分厚い毛から解放され、涼しげに見えました。

関東地方で記録的な冷え込みが続いており、50年ぶりの冷え込みを記録、観測史上最も低い気温を記録したなどと報道されていますが、皆様如何お過ごしでしょうか?

弊社のある栃木県那須塩原市千本松は、北関東の豪雪地帯でないけれど冬は寒いとされる地域です。冬季は何度か降雪しますが、例年ですと1日降雪すれば翌日は快晴になって全ての雪は溶けてしまうので、「根雪」になることは殆どありません。

しかし、今季は様子が違っています。関東地方で記録的な冷え込みの予報通り、1/22~本日まで5日連続して降雪し、溶ける前に降雪を繰り返したためすっかり雪国的な感じになってしまいました。

弊社の地域は、明日位から寒さも緩むとも言われております。本日の午後はちょこっと青空が見えたりしましたが、どうなるのでしょうか?
飼養している家畜達が元気なのが何よりです。

緬羊の代理母

緬羊は季節繁殖です。弊社の場合、緬羊は自然交配させており、群に雄を入れる時期を調整して3月が分娩ラッシュとなるようにしています。

今年も3月入ってから子緬羊が生まれ出しましたが、今回は大変残念なことに乳が出ない親緬羊がいました。
そこで、弊社の担当は「親緬羊になる」と宣言してミルクを与えて育てることにしました。1日に何度もミルクを与え、生まれたばかりのときはどうなることやらと思いましたが、今ではすっかり大きくなりました。
子緬羊も担当に懐き、母を慕うように後を付いて歩いています。

何時の日か、この子緬羊は代理母がオッサンだったと気付いてしまうのでしょうか。

「とちぎ“食と農”ふれあいフェア2016」開催される

平成28年10月29日、30日に栃木県宇都宮市の栃木県庁にて、「とちぎ“食と農”ふれあいフェア2016」(主催:とちぎ“食と農”ふれあいフェア実行委員会)が開催されました。

毎年開催されている同フェアですが、栃木県の食と農の魅力を発信し、農業・農村への理解を深め、生産者と消費者の信頼関係を深めることを目的としたイベントで、今年は『きて みて 感じる! とちぎの農力 ふるさとの味力』と題し、「味」・「農」・「感」の3つのテーマを中心に実施されました。「味」は「とちぎの味力を楽しむ!」をテーマに特A米3ブランドの食べ比べなどが行われました。「農」は「とちぎの農を知る!」をテーマに農産物の販売や家畜とのふれあい体験、農業機械の試乗体験などが行われました。「感」は「とちぎの食と農を体験」をテーマに県の公式マスコットのとちまるくんの飾り巻きずし作りや食育フェアなどが行われました。今年のフェアは両日とも快晴で朝早くから大勢の人が来場し、来場者は1日目4万7千人、2日目5万7千人と2日間で10万人を超え、大いに盛り上がりました。

これまで全畜連 研修牧場として参加して来ましたが、株式会社 ぜんちく那須山麓牧場としては初めての参加です。新しい法被に身を包み、新たな気分で2日間に亘って栃木県養豚協会のブースにて弊社産畜産物のPR、販売を行いました。

今年は加工品と揚げ物の2本立とし、「那須山麓豚」の無添加ベーコン、ウインナー、味噌漬、塩麹漬、揚げたてとんかつのほか、黒毛和種「那須山麓牛」を使用した無添加カルビベーコン、揚げたてメンチカツの販売を行いました。その場で食べることのできる揚げたてのとんかつやメンチカツは大変好評で、数個限定で販売した無添加ベーコンや和牛の無添加カルビベーコンのブロックも食に関心の高い方からご好評頂きました。

本イベントは、消費者と直接会話ができる良い機会で、毎年刺激とやる気を頂いております。これからも消費者の方々に安心・安全でおいしい豚肉・牛肉を生産できるように励んで参ります。

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